1952-03-13 第13回国会 衆議院 通商産業委員会 第15号
○風早委員 そこで今コスト切下げということでありますが、国際的に見まして、特にアメリカの鉄鋼、これは薄鋼、棒鋼、それぞれありますが、いずれにしても、アメリカと日本との値段の開きがあまりにも大きいということでありまして、これを少くとも国際並の価格、また具体的にはアメリカ市場での値段に引下げて行く、そういうことだと思うのです。私の承つておるのはコストだけの問題ではありません。
○風早委員 そこで今コスト切下げということでありますが、国際的に見まして、特にアメリカの鉄鋼、これは薄鋼、棒鋼、それぞれありますが、いずれにしても、アメリカと日本との値段の開きがあまりにも大きいということでありまして、これを少くとも国際並の価格、また具体的にはアメリカ市場での値段に引下げて行く、そういうことだと思うのです。私の承つておるのはコストだけの問題ではありません。
さてこれを精算いたしまして、中國港渡しの薄鋼版にいたしますれば、トン当たりにして、ここまでの生産費が一万八千五百円かかります。ところがアメリカの鋼板は、上海において賣渡し値段は一万五百円でありますために、ここに八千円の高價のものになるのであります。これを二十五万トン輸出計画いたしております。これらをやりますと、二十億円損をするわけであります。